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AEDの電極パッド、素早く正確に貼れますか?2020.03.31

電極パッドを貼る際に注意すること

AEDの電極パッド、素早く正確に貼れますか?

AEDを使用する上で、大切な手順のひとつが、電極パッドの装着です。
電極パッドを通じて、患者の心電図を測り、必要であれば電気ショックを行うので、まず電極パッドを素早く正確に貼ることができるかがポイントです。

電極パッドを貼る際には、いくつか注意点があります。まず、貼る位置は、前胸部に1つ、側胸部に1つの合計2箇所です。そして、必ず患者の素肌に貼ることが必要です。対象者の胸毛が濃い場合は、電極パッドを貼り付ける前に素早く胸毛を剃ることも必要になってきます。(AEDには通常、レスキューセットといわれるハサミやカミソリが付属している場合がほとんどです。)胸毛を剃る事に躊躇して救命処置を遅らせてはなりません。又、水辺での事故の場合、胸部の水分を十分にふき取る必要があります。迷わずに素早く音声ガイダンスやイラスト表示に従って患者の胸に貼ることがとても重要です。

そして、未就学児にAEDを使用する場合は、未就学児用電極パッドの使用が推奨されていますが、AEDに附属されていない場合は、成人用の電極パッドを使用しても良いとされています(※)。未就学児は体が小さいため、2つの電極パッドが重ならないように胸の前と後で心臓を挟むイメージで貼りましょう。救急隊が到着した後も電極パッドを剥がすことなく、AEDを装着したまま引き継ぎます。

(※)JRC蘇生法ガイドライン2015 第1章一次救命処置 42頁パッドの貼付け位置 https://www.japanresuscitationcouncil.org/wp-content/uploads/2016/04/1327fc7d4e9a5dcd73732eb04c159a7b.pdf

直感的に貼れる工夫を施したデザインも

AEDの機種を選ぶ際、電極パッドのデザインや機能にも注目して、いざ救命シーンでパニックに陥った時でも直観的に使用できる『使い易さ』を検討することがポイントです。
電極パッドに大きなイラストで体のどの部位に貼ったらいいかを描いたモデルや、保護フィルムを剥がす手間を省く工夫が施されたものもあります。このような工夫で、電気ショックまでの時間を従来機種に比べて約20秒以上も短縮できたという機種も登場しています。
また、機種によっては、電極パッドから患者の胸郭インピーダンス(微弱な電流により抵抗を測定する、手術管理などでも使われる生体計測の一種)の変化を検知して、胸骨圧迫の実施方法が分からずに中断していることを検知して適切な音声ガイダンスで救助者を促す「CPRフィードバック機能」を搭載しているものもあります。
ぜひAEDを選ぶ際は、電極パッドのデザインや機能にも拘ってみて、救命シーンでシンプル且つ『使い易さ』がどれだけ重要かをイメージしてみてください。

##胸郭インピーダンスの用語解説参照
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcsc/16/1/16_KJ00004881640/_article/-char/ja