1. AEDトップ
  2. BLOG PCJ
  3. AEDの未来を変える!? 救急ドローンの可能性

AEDの未来を変える!? 救急ドローンの可能性2015.09.30

救急救命の現場で活躍できる飛行性能

AEDの未来を変える!? 救急ドローンの可能性

テクノロジーの進歩に伴いAEDを取り巻く環境にも、イノベーションの波が訪れつつあります。
そのひとつが、小型の無人航空機「ドローン」を利用したAEDの運搬です。
1分1秒が命を左右する救急救命の現場において、AEDを必要とする人にスムーズにAEDを届けるための手段として、ドローンは大きな可能性を秘めています。
複数のプロペラがあるドローンは、垂直の離着陸ができるため、滑走路の無い場所でも使用できることが大きな強み。
近年では、被災地での空撮や、自然環境モニタリングに加えて、医療品のような軽量荷物の搬送手段としての利用が考案されてきました。
一方で、ドローン飛行中の故障や落下に加え、飛行規制の問題など、まだまだ多くの課題が残っていることは事実です。
将来、しっかりとした法整備がなされ、確実性の高いAEDの運搬が可能になれば、AED到着まで大幅な時間短縮が期待できる場合もあります。

数多くの研究事例が報告されつつある

救急救命を目的としたドローンの活用は、世界各地で研究や実験が進んでおり、オランダのデルフト工科大学の大学院生が作ったプロトタイプは、時速100キロで飛び、WebカメラとGPS、スピーカーを搭載、専門家がマイク越しにAEDの使い方を直接指導できるようになっているそうです。
日本でも、東京大学と慶應義塾大学などのチームにより実験が行われ、重さ2.5kgのAEDを載せて高さ25メートルまで上昇、松林を超えて約200m先の地点まで約2分でAEDを運搬することに成功しました。
石川県七尾市の国際医療福祉専門学校七尾校では、未来の救急ドローン実現に先駆けて、AEDを救命現場へ運ぶ訓練を、授業に取り入れる計画を進めているそうです。
このように、救急ドローンの分野は急激な進化を始めています。
研究・開発がさらに活性化し、これまでとは異なる救命活動を目のあたりにする日も近いのかもしれません。