1. AEDトップ
  2. BLOG PCJ
  3. 空から命を救え!
    救急ドローン開発の今

空から命を救え!
救急ドローン開発の今2018.11.15

通信技術の改善により
ドローン開発は新たなステージに

空から命を救え!<br> 救急ドローン開発の今

以前このブログでAEDを運ぶ救急ドローンの可能性をご紹介しました。
(AEDの未来を変える!? 救急ドローンの可能性:
https://www.physio-control.jp/blog/aed_1/aed_60.html
それから3年が経ち、さらに進化が続くドローン技術に加えて、社会的理解と法的整備が進み、ドローンによるAEDの輸送がいよいよ現実味を帯びてきました。
たとえば、2018年5月に開催された北欧5カ国の首脳が集まる会議での講演において、スウェーデン通信機器大手エリクソン社が、ドローンによるAED配送サービスを発表して話題になりました。
これは5G通信の医療分野での応用プロジェクトで、緊急通報を受けると、AEDを搭載したドローンがダイレクトに届けてくれるサービスです。

ドローンの運用実現には、交通制御や飛距離などの課題がありますが、5Gの広帯域幅を使った大容量と低遅延通信を採用することにより、将来的に導入が検討される無人航空機の運航管理システムで、ドローンの交通をコントロールし、飛行禁止区域に入ろうとするドローンを制御することが可能になるかもしれません。
ドローン技術の開発推進とともに、通信技術など周辺技術の発展が、強い追い風になっていることは興味深く、こうした相乗効果により、救急医療改善の可能性も広がっていきます。

産官の連携により
実用への道が大きくひらく

空から命を救え!<br> 救急ドローン開発の今

日本国内に目を向けると、経済産業省が推し進める「空の産業革命に向けたロードマップ2018 ~小型無人機の安全な利活用のための技術開発と環境整備~」の中にも明記された、いわゆる“ドローンハイウェイ構想”などの社会的気運の盛り上がりを背景に、さまざまな実証実験が行われています。
一般財団法人 日本AED財団と静岡県は、同県の小笠山総合運動公園において、ドローンを活用したAEDの運搬の社会実験を実施。
人の手で運ぶと4分あまりかかる距離を、ドローンによって半分以下の時間で運べることを確認しました。
このことにより、不特定多数が集まるイベント時に急患が発生しても、5分以内にAEDを使った電気ショックを行える可能性が示されました。
日本AED財団によれば、自治体と共同での実験は国内初とのこと。
ドローンによる空輸手法が確立されれば、ゴルフ場やスキー場、海水浴場などの広大なエリアにおける迅速なケアが可能になると、大きな期待が寄せられています。

参考資料:
北欧五カ国AED搭載ドローン(会員登録必要サイト)
http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/01373/
北欧五カ国AED搭載ドローン(現地企業発表記事)
https://www.ericsson.com/en/news/2018/5/nordic-prime-ministers-prioritize-5g
ドローンが飛び交う2020年代の運航管理システムを開発へ、NECやドコモなど5社が参画
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1065524.html
日本AED財団ニュースリリース
http://www.aed-zaidan.jp/app/webroot/files/news_release_20180508.pdf
(経済産業省)小型無人機の利活用と技術開発のロードマップ
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/robot/drone.html