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救助者のストレスを低減するための新たな発想2020.04.15

救助者のストレス低減が今後の課題

救助者のストレスを低減するための新たな発想

AEDの普及が進むにつれ、突然の心停止が目撃された際にAEDを使用するケースが年々増えてきました。その使用数の増加とともに注視されるようになったのが、その場に居合わせた救助者(バイスタンダー)の心のケアです。
救命処置実施後のバイスタンダーの反応を調べた調査によると、その多くの人がしばらく不安な気持ちになり、「自分のやったことは本当によかったのか」「もっとできることはなかったのか」といった自責の念を抱えてしまうケースがあることが報告されています。(※)

(※)『バイスタンダーが一次救命処置を実施した際のストレスに関する検討』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsem/16/5/16_656/_article/-char/ja/

完全自動(フルオート)AEDの今後

AEDは「自動体外式除細動器」の略ですが、現在日本で認可されているAEDは半自動(セミオート)タイプのものです。電極パッドを貼り付けた後は、自動で解析が行われますが、電気ショックボタンだけはAED操作者が押す必要があります。
一方、欧米諸国では、電気ショックも含めて全てを自動で行う完全自動(フルオート)AEDが普及してきていることに関して、日本救急医療財団発行のAEDの適正配置に関するガイドラインでは、『注視すべきである』と述べられています。(※)
医療知識もなく人命救助を初めて行う一般市民にとって、電気ショックボタンを押す行為はとても大きな精神的負担になりうるとの有識者からの声もありますが、日本への導入についてはあらゆる面から慎重に検討することが必要とされています。

(※)一般社団法人日本救急医療財団『AEDの適正配置に関するガイドライン』
https://www.jhf.or.jp/check/upload_images/h30_aed_guidlines.pdf