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AEDの設置場所を"伝える"ことで救命率向上の期待2016.09.30

AEDの使用率を上げていくことが急務

AEDの設置場所を

一般市民でもAEDが使用できるようになってから10年以上が経ちました。

これまで、駅や空港などの公共施設、デパートなどの商業施設、運動がさかんに行われる学校やスポーツ施設など、事故が起きる確率が高い場所へのAED設置が進められてきました。

しかし、いくらAEDが普及されたとはいえ、いざという時にAEDの場所がわからなかったり、現場近くにAEDがなければ意味がありません。AEDが有効に使用されるためには、AEDが適正配置されていることや、地域の住人や救急医療にかかわる人達がAEDの場所を知っておく事はとても大切な事です。

平成 26 年中に心原性心肺機能停止を目撃された傷病者2万5,255 人のうち、近くにいた市民が心肺蘇生を実施した傷病者は1万3,679 人いました。
その傷病者のうち1ヵ月後社会復帰者は1,476 人で復帰率は 10.8%、心肺蘇生が実施されなかった場合の1ヵ月後社会復帰率4.3%と比較して約2.5倍高くなっています。

また、救助の際に一般市民がAEDを使って除細動を実施した傷病者は1,030人。
その1ヵ月後社会復帰者は446 人で復帰率は 43.3%でした。これは、心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヵ月後社会復帰率4.3%と比較して約10.1倍も高い数字です。
その場で迅速にAEDを使用するかしないかで、社会復帰率にとても大きな差が出ているのです。
しかし一般市民によるAEDの使用率はたった4.1%。近くにAEDがなかった事や使用方法がわからなかった事が使用できななかった大きな理由のひとつにもなっています。

AED設置者はAEDが有効に使用される為の情報提供を

AEDの設置場所を

一方で、交通事情の変化が重なり救急車の現場への到着時間が伸びています。

平成26年中の数字を見てみると、救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均8.6分で、前年と比較して0.1分伸びました。

また、同じく病院へ収容されるまでの時間は全国平均で39.4分となり、こちらも前年と比較して0.1分伸びています。この点からも、事故現場での一次救命の重要度が年々増してきていています。つまり、一般市民が救急車の到着を待たずにその場でAEDを使える事が強く望まれているのです。

日本救急医療財団はAEDが有効に利用できるよう設置情報の登録と公開の協力をAED設置者へお願いし、この情報を誰もが使えるように「AEDマップ」として整備・公開しています。
AEDの設置場所を登録しておくと、誰もが地図上でAEDの場所を確認でき、いざという時に役立てられることが期待されているのです。

設置場所を変えた場合にも、忘れず再申請をする事も求められています。
ぜひ、自分が使うケースだけでなく、誰もがAEDを使用しやすい環境づくりを考えてみてください。

設置場所登録申請 - 日本救急医療財団
http://www.qqzaidan.jp/AED/settitouroku.htm

現場到着所要時間及び病院収容所要時間の推移
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/kyukyukyujo_genkyo/h27/01_kyukyu.pdf