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スポーツの現場におけるAED2013.09.30

スポーツ分野でのAEDのはじまり

スポーツの現場におけるAED

それまで認知度が低かったAEDが一躍注目を集めた事例として、高円宮殿下が急死されたケースがあります。
2002年11月、高円宮殿下がカナダ大使館でスカッシュテニスをしている際に突然意識を失い、胸骨圧迫、人工呼吸などの一次救命措置を施したものの亡くなられました。
この事故は各メディアでも大きく取り上げられ、AEDの普及が進むきっかけとなったと同時に、スポーツの現場でのAEDの必要性についても検討されるきっかけともなりました。
普段の行動よりも体への負担が大きいスポーツの現場では、突然死のリスクも高まります。これからも安心してスポーツと向き合うためには、AEDの設置を含めて、どのような対策が必要なのでしょうか?

AEDで救える命が必ずある

マラソン大会の最中に倒れAEDを含めた迅速な処置により奇跡的に助かった例として、タレント・松村邦洋氏のケースがあります。
松村氏が倒れた際、約6分後にはAEDによる処置が行われたことが、氏が生還することができた大きな要因のひとつです。
数万人が参加するマラソン大会中にも関わらず、迅速な処置が行えた理由は「1㎞弱ごとにAEDを使える2人1組のスタッフが配置されていたこと」「日医ジョガーズ連盟(JMJA)に所属する54人 の医師が、マラソン愛好家のランニングドクターとして走っていたこと」などが挙げられます。
松村氏は、高度の肥満、食生活、運動習慣など多くのリスクを抱えていたため特別な例としても見られがちです。
しかし、スポーツ中の心室細動が原因とされるケースの中には、マラソンのエキスパートや体力の優れた人も含まれていることも忘れてはならず、あらゆるケースを考えた備えが必要です。

学校現場での一次救命体制

独立行政法人 スポーツ振興センターがまとめたデータによれば、学校管理下の突然死数は、小学校4年生頃から上昇し、中学、高校と増加していきます。
男女比では小・中学校では男児が60%、高校では77% と多い事が特徴です。
発生状況で見てみると、運動前後が全体の約2/3を占め、時間帯では小中高生共に午前中に多い傾向があります。
運動種目は、ランニング、球技、水泳などが多く、一般には運動強度が強いほど発症件数は多いとされています。
これらの特徴を踏まえ、校内のAEDの設置場所を再検討するとともに、生徒・職員を含めた関係者がきちんと一次救命に関する知識を身に付けておくことが、悲劇を未然に防ぐことにつながるはずです。