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教育現場におけるAED設置事例 2014.11.28

AED教育現場への普及

教育現場におけるAED設置事例 

体育や部活動などで運動をする機会が多い教育の現場では、突然の心停止をはじめとした予期せぬ事故が起こる可能性があります。
2004年にAEDの使用が一般市民にも認められてからは、教育現場への普及が一気に進み、地域に開かれた“公共の場”としての使命感からAEDを設置する学校も多くなりました。
今回は、AED設置の取り組みが効果的な結果を生み出している2つの設置事例についてご紹介します。

AEDの存在と的確なトレーニングが生死を分けた
東九州短期大学の設置事例

心臓病等を持つ学生の授業や課外活動での運動手法が課題となっていた東九州短期大学では、2007年10月にAEDを保健室前に1台設置。
以降は、保育士資格取得のための「小児保健」の授業中に実施していた救急救命講習にAEDトレーニングを加え、教職員も講習に参加するようになりました。
設置から間もなくした同年の12月、心臓の手術歴がある学生のAさんが体育館での運動中に突然の心停止となり、心肺蘇生法とAEDによる処置を行う事態が発生。
AEDを使用して電気ショックを実施したこともあり、病院搬送中に自己心拍が再開、病院での処置・入院後に何の後遺症も無く復帰されました。
AED設置後の救命講習後間もなくであったため、AEDが適切に使用されたことと、Aさんが元々心臓病を患っていることを事前に把握していたこと、現場を指揮した教職員がいたことが重なり、救命につなげることができた好例といえます。

置いてあるだけのAEDから活用するAEDへ 洛陽総合高等学校の設置事例

洛陽総合高等学校では、2004年に医療従事者以外のAED使用が認可されると間もなく機器を導入。
AEDを導入する以前から運動部の生徒に一次救命の講習を義務づけるなど、古くから救急救命への意識を強く持っていました。
AEDを設置した後は、校舎入口にAEDがあることを知らせるサインを置き、万一の際には、近隣の住民の方々も使えるようにしていました。
一方で、いたずらを防止するためにAEDを校舎内に置いていたため、休日の部活などでは使えないという課題が残っていました。
2013年の校舎全面リニューアルのタイミングで、AEDを運動グラウンドに面し、風雨を避けることができる場所に再設置。
こうして休日の部活動中に万一の事故が起きたとしてもAEDがすぐに使用できるようになりました。
また、AEDを使った心肺蘇生法をどう校内で周知し、正しく使える人を増やしていくかという課題にも積極的に取り組み、授業時間内に行なえるPUSHコースと呼ばれる講習を授業に取り入れることを検討。
まずは先生たちが指導のポイントを抑えた講習を受講した後、保健体育の授業内で行なえるAEDの使用と一次救命処置の授業を組み入れました。
同校の取り組みは、ただAEDを設置するだけでなく、どのようにその使い方を広めていくかを考える上でとても参考になる設置例といます。

洛陽総合高等学校のAED導入経緯と取り組みについてはインタビュー記事をご参照ください。