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    ~東九州リレーマラソンにおけるBLS講習会レポート~

スポーツの季節到来のいま改めて救急救命手順の復習を
~東九州リレーマラソンにおけるBLS講習会レポート~2017.03.31

マラソン参加者を対象に BLS・AED講習会を実施

AED隊ボランティア活動を行ったり、聴覚障がい者の方が救命活動ができるよう障がい者向けの講習を提案したりと、幅広い活動を続けるNPO法人宮崎ライフセービングクラブ。

同クラブがリレーマラソン大会で救命講習を開催。大会を訪問し実際の講習の様子をご紹介頂きました。
※1回目の記事はこちらを御覧ください。

http://www.physio-control.jp/blog/aed_1/post_17.html

講習写真1

厳しい冬が去り、春の訪れとともに、おもいっきり運動したくなるような温かな日が増えてきました。

去る3月20日(月・祝)には、宮崎県延岡市須美江家族旅行村を会場として「第3回東九州リレーマラソンIN延岡」が開催されました。

大会には、約1,000名、100チーム(1チーム3名〜16名)が参加。小学生・一般(中学生含む)に2クラスに分かれ、リレー形式で1周約1.6kmのコースを周回。4時間のタイムトライアル(小学生は2時間)で、その周回数を競いました。

大会当日には、宮崎ライフセービングクラブと大分ライフセービングクラブが共同でBLS・AED講習を実施。講習にはリレーマラソン参加者のうち100名もの選手が参加し、心肺蘇生の簡易トレーニングキットを使って、胸骨圧迫とAEDの使い方を体験しました。
子どもたちも多く参加し、想像以上に押す力が必要な胸骨圧迫に一所懸命に取り組む姿がみられました。

少しでも悲しい事故を減らしたい

講習写真2

講習の開催は、大分ライフセービングクラブの副理事長である柚野さんの息子・りんたろう君の悲しい突然死がきっかけです。
1年前の同大会で元気な姿で走っていたりんたろう君は、昨年の5月、学校での体力測定中に心停止で倒れ帰らぬ人となりました。本人はジュニアライフセーバーの資格を持ち、BLS講習の経験者であったそうです。
その遺志を継ぎ、「もし身の回りで誰かが心停止を起こした時、ひとりでも多くの人がすぐに手を貸せるような社会になって欲しい」との願いが込められ、講習が企画されました。

大会当日、参加者達は柚野さんのお話しに真剣なまなざしを向けていました。
いつでもどこでもだれにでも起こる可能性のある心臓突然死。スポーツシーズンが本格化するいま、改めて周りの人とともに救急救命について考え直してみたいものです。
これからも「悲しみを減らしたい」というまっすぐな思いが、ひとりでも多くの人の心にリレーされることを期待します。

全2回にわたって宮崎ライフセービングクラブの取り組みをお伝えさせて頂きました。
AEDの普及が進み、沢山の人が駅や、学校、スポーツクラブ、公共施設などの人が多く集まるところを中心にAEDを目にする機会が増えてきたのではないでしょうか。

講習を行う側は、宮崎ライフセービングクラブのようにいくつもの講習を重ね、色々な気づきから、障がい者の方も含めた、できるだけ多くの人が救命講習を受講できるように、講習の内容を工夫して取り組みを行っている団体も増えてきています。
「AED、見たことがある」というだけでなく、ぜひ講習を受講して、いざという時の応急手当の方法を身につけて下さい。

誰もが救命活動ができる社会を目指して活動を続ける宮崎ライフセービング協会の動きに今後も注目していきたいです。

https://ja-jp.facebook.com/LIFESAVING.Miyazaki

http://jla.gr.jp/