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「もし職場で心停止が起こったら?」熱い思いで、AEDの複数台設置を実現
~大手化粧品会社グループの取組み事例~2017.05.31

設置してあるだけでなく、すぐに使えるAEDかどうかを改めて考える

長い歴史と国際的なネットワークを持つ某大手化粧品グループの研究開発拠点では、オフィス内に13台のAEDを一斉導入しました。
この大胆な安全施策を実現したのは、アメリカで救急医療に従事した経験もある、同社の環境・衛生・安全管理部のマネージャー。
同氏が、社内の安全体制に危機感を覚えたのは着任した直後のこと。
「このオフィスで心停止が起こった時に従業員を救命するのにAEDの設置数が充分ではない」と、熱い思いが込みあげてきたそうです。

AEDを導入する以前から、入居しているオフィスビル1FにはすでにAEDが設置されていました。
しかし、オフィスがある高層階までには距離があり、もし心停止が起きても、AEDを傷病者の元に届けるのには10分以上かかってしまうという事が明白でした。
そこで同氏は、AED導入のプロジェクトを発案。オフィスのレイアウトに合わせてAEDの必要台数などを割り出し、AEDの設置場所から何分で除細動できるかなどのデータとコストを算出し、すべてのオフィスの入り口に1台配備する計画を経営層へ提案、そして13台のAED一斉導入を実現させました。

柔軟な啓蒙アイデアで多くの受講者の参加を後押し

AEDの導入だけでなく、緊急時に誰もがAEDを使用できるように、全社員への情報共有も直ちにスタート。
AED導入して2カ月以内には、社員に向けの救命講習を実施。当時はちょうどバレンタインデーの季節、講習にできるだけ多くの人に参加してもらえるように、ハート(心臓)をテーマにしたポスター掲示を行うなどして、社員への参加を呼びかけました。
講習開催中も繰り返し講習開催の案内メールを社員向けに送った効果などもあり、今回の講習は、講義に130名(日本語セッション2回、英語セッション1回)、実技には86名もの社員が参加したそうです。

講義の冒頭では、緊急現場の臨場感がでるようにと、突然誰かが倒れるというサプライズのデモンストレーションが行われました。
すぐに、2名のインストラクターがマネキンを傷病者と見立てて、協力しながら一時救命処置を行い、1分間に100回~120回のテンポで行わなければならない胸骨圧迫(心臓マッサージ)では、インストラクターが声を掛け合いながら交代する場面があり、参加者は一次救命処置の講習を受けた事のない方ばかりでしたので、真剣な表情でその様子を見ていました。

実技講習は、3時間にわたって行われる講義内の好きなタイミングで参加できる形式となっており、その気軽な仕組みも多くの参加者を後押ししたようです。

実技講習では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)が思った以上に力がいる事に驚いた参加者が多いようでした。最初は胸骨圧迫を不安そうに行っていましたが、胸骨圧迫のペースにちょうど良い「アンパンマンのマーチ」などの音楽を流すと、周囲の人は胸骨圧迫を行う人を手拍子でサポートするなど、とても和気あいあいとした雰囲気の中で講習は進められました。
今回の一連の取組みに尽力した担当者は、この講習をあくまでキックオフと考えており、今後はさらに社内での安全管理体制を強化していくと話してくれました。

上記のAED導入についての詳細は弊社ホームページの「AED設置事例」でご紹介していますので、是非ご覧ください。

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