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すべての人で、命をつないでいく2013.05.15

かけがえのない命を救う「CPR」とは。

すべての人で、命をつないでいく

「CPR」という言葉をご存知ですか?
CPRとは、Cardio Pulmonary Resuscitationの略で、心肺蘇生法のことです。
内容は人工呼吸と心臓マッサージですが、特殊な器具を使わずに行う一次救命処置(BLS:Basic Life Support)と救急車内や病院などで医師や救命救急士が医療器具や薬剤を使って行う二次救命処置(ALS:Advanced Life Support)に分けられます。
病気やケガによって、心停止、呼吸停止に近い状態に陥った際には、どれだけ早く救命処置を行えるかが後の経過を大きく左右します。
心停止の場合は約3分、呼吸停止の場合は約10分が経過すると死亡率は50%を超えると言われています。

このCPRについて、救急医療に関する調査・研究を行っている一般財団法人日本救急医療財団が主体となって、救急蘇生ガイドラインを策定しています。
すでに述べたように心臓突然死はあなたの身の回りでも起こりえるので、CPRの手順を身につけておく事はとても大切な事なのです。

“救命の連鎖” ~命をつなぐために意識すべきポイント~

突然の心臓停止から、かけがえのない命を救うには、CPRはもちろん、心臓停止に陥る前の予防策から、心拍再開後の処置まで、一連の流れすべてが大切になります。
このつながりは“救命の連鎖”と呼ばれています。
なによりまずは「心停止の予防」。心停止や呼吸停止の初期症状に早期に気付くことが大切です。
次に「迅速な通報」。倒れた人の心停止の可能性を感じたら、大声で応援を呼び、救急通報措置をとる必要があります。
そしてCPRとAEDによる「一次救命処置」、命を救うプロによる「二次救命処置」へと一秒でも早く移行させることが大切です。
この流れが一つでも欠ければ、救命の確率は極端に下がることが予想されます。

救命の連鎖

救命の連鎖を途切れさせないために、CPRを学ぶ。

救命の連鎖の中でも、CPRとAEDは、現場に居合わせた人の行動にかかっており、適切な一次救命処置を学んでおくことで、救助の可能性を大きく上げることができます。
心肺蘇生法やAEDについては、お住まいの地域の各種団体が主催している講習会があります。
ぜひチェックして受講してみましょう。
参考:東京消防庁の救命講習案内ページ

以下に、CPRの手順も記しておきます。
普段から一次救命の処置者になることを意識して、正しい方法を学んでおくことが大切です。
ぜひご家族といっしょに復習することをおすすめします。

▶CPRの手順
Step1
 傷病者の反応があるか確認。
傷病者の耳元で「大丈夫ですか?」と大きな声をかけ、肩を叩きながら何らかの反応があるか確認します。

Step2
 救急車の要請とAEDの手配
まわりの協力者の手助けも得ながら、119番通報とAEDの手配を行います。

Step3
 呼吸があるかどうか確認する
胸と腹部の動きをみて、呼吸をしている様子がない場合はStep4へ。しゃくりあげるような不規則な呼吸は「呼吸なし」とみなします。10秒以上かけないで、手早く行います。 判断に自信が持てないときは、迷わずStep4へ

Step4
 ただちに心臓マッサージを行う。
胸の真ん中を目安に、1分間あたり100回以上のテンポで、胸が5cm以上沈み込むように体重をかけて強く押し、すぐに離します。疲れる前に他の人と交代し、「強く」「速く」「絶え間なく」押すことを心掛けましょう。

(人工呼吸が可能性であれば)
Step5
 気道を確保し、人工呼吸を行う。
傷病者の額をおさえ、他方の手であごの先端を持ち上げ、気道を確保。1回1秒かけて2回、呼吸を吹き込みます。これを30回の心臓マッサージと交互に繰り返します。

Step6
 AEDによる処置を行う。
AEDの音声ガイドに従って処置を行ってください。電気ショック後には直ちにStep4,5を繰り返します。(人工呼吸は自信が無ければ省略可) AEDは2分ごとに解析を続けるので、その音声指示に従います。

CPRの手順