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ケガや出血がある傷病者に AEDを使って良いのか?2015.04.21

「心停止」の疑いがあれば、迷わず使うこと。

ケガや出血がある傷病者に AEDを使って良いのか?

AEDは"自動体外式除細動器"という訳語が表す通り、けいれんを起こした心臓に対して電気ショックを与え、正常な心臓リズムを取り戻すための機器です。
一分一秒でも早い処置が救命率の向上につながる心原性の心停止に際しては、迅速なAEDの使用が重要です。
一方で、"人が倒れる"原因としては、めまい、失神、てんかん、脳卒中など、さまざまな可能性が考えられます。
いざAEDを使用する前になり「心停止以外で倒れたのだとしたらどうしよう...」「脳卒中の場合は、傷病者にふれない方が良いのでは?」こんな不安や迷いを抱く人もいるかもしれません。
人が倒れる要因にはさまざまな可能性がありますが、一分一秒の遅れが救命を左右するのは心停止だけです。
肩を叩きながら呼びかけても反応を示さず、正常な普段通りの呼吸を確認できない場合は、ただちに胸の真ん中を強く押し続けて下さい。
これを胸骨圧迫と呼びます。
もし、心停止でなければ、胸骨圧迫を行うと嫌がるなどの反応が出てきます。
心停止と思えば、しっかりと胸骨圧迫を行いながらAEDを装着してください。
AEDは装着すると自動で診断が行われ、必要な場合のみ「電気ショックを行ってください」といった旨の音声が流れます。
電気ショックの必要がない場合は、その場で自動診断による確認できます。
必要もないのに電気ショックが行われることは絶対にありませんので安心してください。
まずはAEDを装着することが大事なのです。

出血がある場合、妊娠している場合でもAEDを。

傷病者が出血をともなうようなケガを負ったとしても同様に対処してください。
迷ったら、まずはAEDを装着して自動診断の指示に従ってください。
出血があるから「この心停止は、外傷性だろう」などと決めつけないことが大切です。
胸骨圧迫の際、さらに出血することも予想されますが、その際は出血点を直接圧迫止血し、救命処置を引き続き行ってください。
できれば、ビニール袋などを手に被せて、血液に触れないようにした方が良いでしょう。
また、妊婦にAEDを使用するケースでは、「胎児へ悪影響があるのでは?」と、普通は考えてしまいます。
しかし、これまでにAEDの使用が胎児へ影響を及ぼしたという報告はありません。
まずは母体の命を救うことが、胎児の命も救うための第一歩であることに間違いありません。
もし、目の前で人が倒れたら、迷わずいつも、最悪の可能性を想定して、一秒でも早くAEDを使用することが大切なのです。

監修:NPO法人 大阪ライフサポート協会