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正しい胸骨圧迫が、大切な命をつなぐ2014.04.15

5センチの深さで、1分間に100回が基本

正しい胸骨圧迫が、大切な命をつなぐ

目の前で人が倒れたらあなたはどうしますか?
万一の際、冷静な対処を行うためには、つねに心の準備と正しい知識を身に付けておくことが大切です。この機会に一度おさらいしてみましょう。

まずは、倒れた人の意識の確認を行います。
耳元で大声を出したり、肩をたたいたりして反応を見ます。
反応がなければ、すぐに119番通報。周りに人がいる場合は、119番通報とAEDの調達を頼みましょう。
その後、救命処置に移りますが、何より一定レベルの循環を維持することが大切です。
AEDが到着するまでの間、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う必要があります。
まずは傷病者を仰向けの状態で寝かせてください。
その時、胸骨圧迫の力が伝わりやすいように可能な限り堅い床の上に寝かせると良いでしょう。
胸骨圧迫をする部分は胸骨の下半分、"胸の真ん中"を目安としてください。
その位置に両手を重ねて置き、5センチ程度胸部がへこむくらいの強さで圧迫します。
圧迫が浅くなりすぎないように注意しながら、圧迫のリズムは1分間に100回程度をキープしてください。
「世界にひとつだけの花」や「アンパンマンマーチ」のリズムを参考にすると良いでしょう。
実際にリズムを感じてみると、想像以上の早いリズムに驚く方もいるはずです。

胸骨圧迫のポイントは「強く、速く、絶え間なく」

心臓が正常に動いていない状態下では、血液の循環ができずに生命維持に必要な脳や臓器への酸素供給が途絶えてしまっています。
血液の循環を維持するためには、絶え間なく胸骨圧迫を行うことが不可欠なのです。
ポイントは、できるだけ中断せずに胸骨圧迫を続けることです。
井戸から水をくみ上げるポンプを想像してみてください。
最初の何回かはポンピングしても井戸水は出てきません。
絶え間なくポンピングすることで安定した水量が維持できる仕組みと似ています。

AEDが到着後は、電極パッドを貼るなど、AEDの音声指示に従いますが、ショックボタンを押す時以外はできるだけ胸骨圧迫を中断せずに続けることが重要です。救急車が到着するまで、周りの人と協力して胸骨圧迫を続けてください。
「強く、速く、絶え間なく」を実践することが、救命率向上に欠かせません。

医師や救急救命士が活躍する現場では、胸骨圧迫を自動で行う装置が使われることもあります。
このような装置を使えば、圧迫の深さと頻度が安定した、絶え間ない胸骨圧迫心臓マッサージを行うことができ、医師や救命士はより高度な処置に集中することができます。