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安全なスポーツ大会の実施に向けて〜福岡トライアスロン2017レポート 前編〜2017.07.14

日本一安全なトライアスロン大会を目指して

去る7月2日(日)、福岡県福岡市の志賀島を舞台に「福岡トライアスロン2017」が開催されました。同大会は福岡市では初めての開催となるスタンダードディスタンス全長51.5kmのコースで競われました。
大会の特徴はなんといっても絶好のロケーション。志賀島および島と九州本土をつなぐ"海の中道"一帯で行われる大会は、1.5kmの玄界灘での水泳の後に、海と山に囲まれた自然豊かな景観に出会える志賀島を自転車で3周回り、眼前に広がる海を望みながら海浜公園内を10km走ります。
他には類をみない体験と感動が得られるとあって、全国から855名ものエントリーがありました。 風光明媚なロケーションに加えて「日本一安全なトライアスロン大会」を目指し、医療バックアップ体制に注力したことも同大会の特徴です。
当日は、福岡みらい病院のスタッフを中心とした医療救護チーム107名、警察約90名、ボランティア755名が参加。選手と大会運営スタッフを含めると2,000人近くの人が協働して大会を作り上げました。

スポーツ大会という好機に救命意識を高める

大会前日、AEDの日でもある7月1日(土)には、競技説明会と希望者を対象としたAED講習が行われました。
講習はオフィシャルサプライヤーであるフィジオコントロールジャパン社とライフセービングクラブ*1,2,3 のボランティア15名が共同でサポート。
そんなボランティア講師の一人である宮崎ライフセービングクラブの理事長、ライフセーバーである藤田さんは海辺で人々が安全に楽しめるよう「渚の交番プロジェクト」という日本で初めての海辺の総合活動拠点を展開したり、以前に弊社のブログでもご紹介させて頂いたノンバーバルBLS講習の発案に携わるなど、人命救助技術の向上に注力している一人です。

(ノンバーバルBLSについてのブログ記事についてはこちらをご覧ください:http://www.physio-control.jp/blog/aed_1/post_17.html)

そんな藤田さんの講習時の指導する眼差しは、受講者の緊張を和らげる笑顔の中にも真剣な表情を見せ、藤田さんの「救命」に対する強い想いが感じられました。
今回の講習には約70名が参加しました。参加者は「AED講習を受講したことはあるが、しばらく講習を受けていないので参加した」という方から「一度家族で参加してみたかった」という方までいらっしゃり、お子様と一緒に参加された方々が楽しみながら受講されている様子はとても印象的でした。
安全なスポーツ大会実施にあたって、その救護体制は非常に重要です。さらにスポーツ大会は、救助意識の向上や具体的なAED知識の共有などを行うための好機です。今回の福岡大会は、そんなスポーツ大会開催における良いモデルケースとなったのではないでしょうか。
次回のレポートでは、レース中の具体的な医療体制などについてご紹介します。

取材協力:

福岡みらい病院:http://www.fukuoka-mirai.jp/

宮崎ライフセービングクラブ (*1) http://nagisa-koban.com/

新宮ライフセービングクラブ(*2) http://www.ab.auone-net.jp/~shingu/

九州産業大学ライフセービングクラブ(*3)