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GW直前、海外旅行前に
現地の救急事情を調べてみよう2019.04.15

海外の救急車の要請事情は?

GW直前、海外旅行前に<br>現地の救急事情を調べてみよう

今年もゴールデンウィークの大型連休が間近に迫ってきました。
長期の休みを取る方のなかには海外旅行を計画されている方もいると思います。
旅行先での不安を減らすためには、海外旅行保険加入等の準備も大切ですが、現地の救急救命事情を確認してみたことはありますか?

例えば、海外で救急車を呼びたいとき、国によって要請の仕方が複数ある場合があります。日本では急病人が出て救急車を要請するとき、119番に電話をかけます。他に方法はありませんので、迷うことはありません。しかし海外では、国によって公営だけでなく民間の救急車もあり、また私立病院が救急車を所有していたりと、どのサービスを利用するか選択をしなければいけない場合があります。また、その医療サービスの質も様々で、救急車を呼んでも到着するまでにかなりの時間がかかってしまったり、日本とは勝手が違ったりする場合も多いようです。

海外での救急車要請について知るだけでも、日本の救急医療がいかに利用しやすいかがわかりますね。
それでは次に、実際の海外の救急医療体制を見てみましょう。

実際の海外の救急医療体制は?

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たとえば、日本から近い旅行地として人気があるマレーシアの救急事情はどうでしょう。
都市部であればインフラも整備されており、医療機関も比較的充実しています。
急病などで救急車を依頼する場合、一点注意が必要なのが国・公立病院への搬送のための救急車、民間系医療施設の専属救急車、救急車専門会社の救急車のいずれかを選ぶ必要があることです。
日本の119番にあたる999番で手配された救急車は、自動的に国立・公立への病院へ搬送されます。日本とは異なり、「999番」の救急隊に対し、状況に応じた適当な病院を全ての医療施設の中から選択してもらうといった対応は望めません。都市部では設備が整い、日本語の分かる医師もいる民間病院へ搬送してくれる、有料の民間救急車専門会社もあります。救急車一つ呼ぶのにも、このような注意が必要です。

医療技術・設備ともに日本と同等の水準があるイタリアでは、公営の救急車は118番とEU共通の112番の電話で呼ぶことができますが、搬送先を選ぶことができないほか、英語もほとんど通じません。しかし、民間の救急車派遣会社であれば、搬送先が選択でき、英語が通じる場合もあります。

同じヨーロッパで人気の観光地であるフランスの医療水準は世界トップクラス。
救急車を呼ぶ場合は15番の「S.A.M.U. (サミュ)」に連絡します。S.A.M.U.はフランス全土にネットワークを持ち、英語が通じやすいほか救急車には医師も同乗しています。万が一の際は、救急車内で必要な治療を開始することもできますから、他国と比べても大きな安心を得られるはずです。但し、SAMUは有料サービスなので、利用に際してお金が掛かります。

このように、救急サービスひとつをとっても医療の質は各国でさまざまです。普段日本に住んでいるのと同じ感覚で救急医療機関を利用しようとすると、思わぬ事態に遭遇することもあるかもしれません。
旅行前に、現地の観光情報に加えて救急医療の事情までチェックしておくと、より安心して旅行を楽しめるはずですよ。

参考:
世界の医療事情(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html