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「突然の心停止」に兆候はある?
いつ、どんな体調変化が?2020.01.31

追跡調査可能であった症例の約半数が、24時間以内に前駆症状あり

「突然の心停止」に兆候はある?<br> いつ、どんな体調変化が?

 "突然の心停止"という言葉は、健康だった人が"なんの前触れもなく"心臓に痙攣を起こし、救命処置を施されなければ死に至ることを連想させます。
しかし、倒れた人の直前の状況に目を向けてみると、その前駆症状ともいえる体の不調があったケースも多数報告されています。
米国オレゴン州で35歳から65歳の突然の心停止となった患者を対象にした追跡調査によれば、前駆症状評価が可能であった症例(839例)のうち51%の人に、胸痛、呼吸困難、失神、動悸などの症状が見られました。その大部分の患者(約93%)が、突然の心停止に陥り、倒れる24時間以内に前駆症状が現われたと報告されています。又、その前駆症状に気づき救急要請がされた場合とそうでない場合には、救命率、つまり、病院から退院して日常生活に戻れる結果に大きく差が出ることが統計的な分析から判って来ています。

「もしかして」と思ったら119番通報を

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たとえ体になんらかの異変があったとしても、普段から病気とは無縁の生活を送っていると、すぐに心臓に問題があると考えにくいものです。
その証拠に、前述の同調査では、心停止の直前になんらかの前駆症状あった約50%のうち、すぐに救急に連絡を入れることができたのは約19%に過ぎませんでした。
当然ですが、少しでも早く治療を行うことが、命を取り留め、社会復帰率を大きく高める何よりの方法です。
前駆症状としては、胸痛・呼吸困難・失神・動悸、その他ではインフルエンザに似た症状などが報告されています。体にそのような不調があれば、周りにいる家族や同僚などに、早めに共有しておくことも大切です。「もしかして」と思ったら迷わず救助要請を行うことを心がけましょう。

出典:National Center for Biotechnology Information
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5624713/