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    〜高い外装保護等級で多様化する
    AED設置・使用シーン〜

IPコードってご存知ですか?
〜高い外装保護等級で多様化する
AED設置・使用シーン〜2018.08.15

国際保護等級(International Protection Code)

IPコードってご存知ですか?<br>〜高い外装保護等級で多様化する<br>AED設置・使用シーン〜

IPと聞くと一般的にはIT用語のIPアドレスが真っ先に思い浮かぶ方も多いと思います。しかし、ここでは電気機器を塵や水から保護する等級分類、国際保護等級について少し触れてみたいと思います。

IPコードは、IPに続く数字2桁で表示される事が多く、最初の1桁が第一特性数字で固形物に対する保護等級を示し、0〜6までの7段階で評価されます。そして、2桁目は第二特性数字で水に対する保護等級を示し、0〜8までの9段階で評価されます。

それぞれの段階の定義は、以下の図表の通りです。

180815_02.png

出所:一般財団法人 日本品質保証機構
https://www.jqa.jp/service_list/safety/file/pamph_ip201705.pdf

例えば、最新のスマートフォンは「IP67」の保護等級を取得しており、上記の図表に照らして解釈すると、「粉塵の侵入を完全に防ぎ、かつ一定時間水没しても影響がない」という事になります。

AEDの保護等級向上と設置・使用環境の多様化

IPコードってご存知ですか?<br>〜高い外装保護等級で多様化する<br>AED設置・使用シーン〜

それでは、学校や公共施設などに設置してあるAEDについてはどうなのでしょうか?

IP55やIP56の最高水準の等級を取得している機種も珍しくなく、「粉塵が内部に侵入することを防ぎ、内部に侵入したとしても性能に影響を及ぼさず、いかなる方向からの噴流水にも耐えうる」ものになってきています。つまり、砂埃が舞う工事現場、水しぶきがかかるプールサイドや船上など、過酷な環境に耐えうる堅牢性を備えています。

近年、様々な団体によるAEDの普及啓発活動により「AEDを置く」時代から「AEDを活用する」時代に変遷して来ており、屋外設置が検討される事も少なくありません。例えば、学校での課外クラブでは休日にグラウンドで実施される事も多く、AEDが置いてある保健室や職員室は全て施錠されており、万が一の時に使用できないという事もあり得ます。そんな中、当社のウェブサイトで(軒下の)屋外設置を実現した事例をご紹介した事もある程、そのニーズは増えつつあると考えられます。

屋外設置の場合は、長期保管温度や動作温度が懸念されますが、防犯カメラ同様に装置を保管・保護するボックス(キャビネット)に温度管理機能を持たせるなどの工夫がされています。それに加えて、装置自体の保護等級が高ければ、より安全に保管し、いざという時にいつでも使用可能な状態にしておく事につながります。

最高水準の保護等級を取得したAED。塵や埃、水しぶきがかかるような過酷で多様な使用シーンでも、傷病者の胸の異物や水分をしっかりと拭き取り、迷わず使用する事がとても重要になります。