1. AEDトップ
  2. BLOG PCJ
  3. AEDの必要性を改めて考える

AEDの必要性を改めて考える2013.04.26

今さら聞けない、AEDのこと。

AEDの必要性を改めて考える

最近では、あたり前のように耳にすることが多くなったAED。
「赤い箱を見かけたことはあるけど…」「どんな時に使えばいいの?」など、内容をあまり知らない人も多いかも知れません。
今回は、改めて「AEDって何?」という点について、ご紹介したいと思います。

まずAEDとは、Automated External Defibrillatorの頭文字をとったもので「自動体外式除細動器」を意味します。
心室細動(心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を送ることができない状態)と言う重篤な不整脈が起こると、心臓が血液を送るポンプとしての機能を失ってしまいます。
一旦心室細動が起こると、1分ごとに命が助かるチャンスが凡そ10%ずつ下がると言われています。
この心室細動はごく短時間の強い電気ショックを加えると停止させることができます。
心臓に直接電気を流すのでは無く、体の外側(表面)から電気ショックを行って、心室細動をとりのぞくことから、これを体外式除細動と呼びます。
AEDは、患者の心電図を自動的に調べ、電気ショックが必要かどうかを判断し、ショックに必要なエネルギーを自動的に作り出します。
又、普段使っていないときでも定期的に自動自己診断を行って、故障が無いかどうかを調べています。
このように様々な機能が自動化されているので、自動体外式除細動器と呼ばれているのです。
2004年7月に、厚生労働省により非医療従事者であっても救命の現場でAEDを使用できることが明示されました。
心肺蘇生に必要なその他の手順もAEDから音声指示が出されるため、使用者に専門的な医療知識がなくとも使うことができます。

AEDが救急救命に効果的な理由。

心臓が停止すると、1分ごとに7~10%ずつ蘇生の確率が低下すると言われています。
つまり、いかに早く処置をスタートするかが救命率を上げるためのポイントになります。
突然心停止の主な直接原因のひとつは心室細動です。
心室細動を正常な状態に戻す唯一の方法は、電気ショックによって心臓の無秩序な震えを停止させることであると言われています。
したがって、いかに早く、確実に除細動するかが重要であり、救命率を上げるためには不可欠なのです。
そこで、医学的知識の少ない生活者に代わって、傷病者に除細動が必要な状態かどうかを判定し、必要に応じて電気ショックを行えるのがAEDです。

AEDは魔法の器具ではありません。

AEDがあれば、すべての命が救われるわけではありません。
電気ショックではなかなか停止しない心室細動もあります。
又、AEDが到着するまでの間を含めて、CPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)とよばれる心肺蘇生法(胸骨圧迫心臓マッサージや人工呼吸など)との組み合わせが不可欠です。
1分ごとに生存の確率が低下する、いわば時間との勝負です。
地域で暮らす方の中に、救命救急の知識を持った方が増えれば増えるほど、救命率が上がると言えるかもしれません。
AEDの使い方を含めた救急救命に関する講習は、近くの消防署やNPO団体でも行われています。
ぜひ、ご友人やご家族を誘って、受講してみるのはいかがでしょう?