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しっかり覚えて備えよう! 子どもへの心肺蘇生法2014.11.17

落ち着いて、すばやく、 大人と同じ対処からはじめる

しっかり覚えて備えよう! 子どもへの心肺蘇生法

子どもが予期せず倒れた時には、誰もがパニックになりがちです。
基本は成人の心肺蘇生と同じです。あわてず落ち着いて行動しましょう。
「救急蘇生法の指針2010(市民用)」では、子どもであっても大人と同じ手順で実施できるよう配慮されています。
大人との違いを気にして心肺蘇生の実施が遅れないようにするためです。
まず、もし倒れて反応がない子どもを発見した場合は、大声で応援を呼び、119番のお願いとAEDの確保を依頼しましょう。
次に、普段どおりの呼吸があるかどうかをすばやく確認します。
胸腹部の動きがない場合や、しゃくりあげるような呼吸をしていた場合は普段どおりの呼吸がないと判断し、胸骨圧迫を行ってください。
胸骨圧迫を行う場合は"強く、速く、絶え間なく"押すことがポイントです。
押し込む深さは、成人は少なくとも5cm、小児(1歳以上16歳未満)・乳児(1歳未満)は、胸の厚さの約1/3です。
少なくとも1分間に100回以上のペースで、成人は両手、小児は両手または片手で胸骨の下半分を、乳児の場合は指2本を使って両乳頭を結ぶ線の少し足側を目安とし、胸の真ん中を強く速く押してください。
人工呼吸をためらわれる場合は、胸骨圧迫だけを行います。
人工呼吸ができる場合は、胸骨圧迫30回:人工呼吸2回の組み合わせを、絶え間なく続けてください。
AEDが届いたら、電気ショックが必要かどうかは、AEDが自動で診断しますので、躊躇することなく電極パッドを装着してください。
乳児を含めた未就学児(6歳まで)には、小児用電極パッド、もしくはAEDの小児モードを使用します。
小児用電極パッド(小児用モード)がない場合は、成人用電極パッドを使用してください。
あとはAEDの音声指示に従い、必要であれば繰り返し電気ショックと胸骨圧迫や人工呼吸を行いながら、救急隊に引き継ぎます。

人工呼吸も考慮しながら まずは勇気を持って動く事が大切

人工呼吸が可能であれば行ってください。
大人が突然の心停止になる場合には、先に心臓が停止し、その後、呼吸停止に至るケースが多いといわれていますが、子どもの場合には、呼吸停止が先にくる場合も多いと考えられています。
万が一の小さな子どもの突然の異変に、戸惑うことも多いと思いますが、何か行動を起こすことで子どもの状態が悪くなることはありません。
胸骨圧迫に抵抗があれば、人工呼吸を行うだけでも状態が良くなるかもしれません。まずはためらわずに勇気を持って行動することが大切です。
前回から2回にわたり、子どものケガや事故の特徴と、万が一の際の一次救命についてご紹介してきました。
子どもに起こりうる事故やケガの可能性を想定しておくことで、万一の際にも慌てることなく行動できるはずですので、ぜひ意識してみてください。