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海水浴シーズン到来!
安全なマリンレジャーに備える2018.06.29

〜海の安全を支える現役ライフセーバーに聞く〜

海上保安庁の発表によれば、平成29年夏のマリンレジャーでの人身事故者数は384人とのことです。そのうち遊泳中に事故にあった人は193人で全体の半分におよび、死者・行方不明者は67人にのぼりました。夏の海水浴シーズンを間近に控えた今、海の安全を最前線で支える鎌倉ライフガードの現役ライフセーバーの方に、普段の仕事の内容、AED事情、海を楽しむ際に気をつけるべきポイントなどをお聞きしました。

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ライフセーバーの仕事って?

ライフセーバーの1日は、海に入ってコンディションを確認し、その状況に応じて考えられるリスクを把握することからはじまります。そして、海水浴場がオープンする日中は、随時変化する気象・海象状況に気を配りながら、海水浴客数に応じた最適な監視体制を整えています。ビーチには、多様な方々がいらっしゃいますので、海の危険な場所、安心して泳げるスポットなどを尋ねられた際にはしっかりと対応できるように準備し、ライフセーバーとしての身だしなみにも注意するように心がけています。これまでに、不運にも起きてしまった海水浴場における事故事例では、岸から沖に向かう離岸流や強風によって遊泳者が流される自然現象が原因となるケースや、お酒を飲んで海に入って溺れる人為的な原因によるケースなどがあり、大変残念に思います。しかし、日々事故なく終えられる瞬間の積み重ねと、海水浴シーズンの最終日を無事故で終えられた時には、ライフセーバーとしての達成感とやりがいを感じます。
万が一の際に助けてくれるのがライフセーバーですが、まず自らの安全を自らで守る視点を持って貰えるようにいつも心掛けています。その活動として、ライフセーバーは海水浴シーズンだけだと思われがちですが、鎌倉ライフガードは、海での監視業務以外に、学校向けに水辺の安全教室を開催したり、必要に応じてAEDと一次救命講習業務を企業向けに実施したりもしています。

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海辺でのAED運用で気を付けていることは?

海辺での事故は重大な事故につながる可能性が高いため、急病人が発生するなどの出動時には常にAEDを携行しています。砂や海水、風などの影響を受けやすい海辺でのAEDの取り扱いには注意が必要で、操作が必要になった場合には砂が舞い散らないように配慮します。溺者を海から引き上げてからAEDを使用する際には、救助者自身が水に濡れていることが考えられますので、感電への注意も必要です。もし使用する機会がある場合には、体についた水分を拭き取ってからAEDを装着することを心がけます。

海水浴を楽しむ際のポイントは?

「自分たちは大丈夫だろう」という思い込みや慢心が事故につながってしまいます。
マリンレジャーでは、その場所ごとの危険を把握しておくことが大切です。ライフセーバーは、さまざまな危険に関する情報を持っています。私たちとコミュニケーションを気軽にとってもらうことは、事故の予防に大いに役立つことと思います。「海に関する事は、疑問に思ったらライフセーバーにまずは聞いてみよう!」という事が重要なポイントだと思います。

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今回お話を伺った、鎌倉ライフガードの林さん。鎌倉でライフセービングに出会い、地元の漁師さんや行政の方、小学校や保育園の先生方や商店街の方々まで、多くの方と出会うきっかけが出来たそうです。

参考リンク:
鎌倉ライフガードWEBサイト:http://www.kamakuralifeguard.com/

海上保安庁発表 平成29年 7月8月における海難発生状況(速報値) http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h29/k20170920/k170920-1.pdf